interview

大企業や海外ベンチャーでの事業立ち上げを経て、
ベーシック初の経営企画室を立ち上げ

角田 剛史 執行役員 経営企画部長・経理部長

様々なフェーズの会社を
経験したからこそ選んだ場所

これまで私は、ソニーの経営企画や米国法人で赤字事業の立て直し、DeNAで新規事業開発責任者として海外事業の立ち上げ、

またシンガポールのスタートアップの創業期メンバーとして事業立ち上げなどを行ってきました。

元々はいわゆる日本の大企業で働き始めたのですが、より困難な環境を求めてしまうのか、気が付けば異国のビルの1室に数人という

全く異なる環境で働いていました。

 

最初に代表の秋山の紹介を受けた時は、実はベーシックの事をあまり知りませんでした。

転職自体するつもりも無かったのですが、秋山の事業創造に対する人並みならぬ熱い想い、またベーシックの掲げる「問題解決」という思想を聞いた時、

これまでの自分の経験が活かせる場所だと率直に感じました。これまで事業の立ち上げや立て直しを行う中で

その都度大きな問題解決に立ち向かってきたからこそ、ベーシックの掲げる「問題解決」も共に実現していけると感じましたし、

これまでともまた異なるベーシックの会社のフェーズ自体に魅力を感じたのです。

事業側ではなく、経営側から会社を変えていく決断

元々は、新規事業の立ち上げ責任者としてベーシックに入社しました。市場調査、競合分析、ビジネスプラン作成を進めるかたわら、

全社的に手が回っていないオペレーション改善や、経営管理業務などもサポートしていました。

入社後しばらくしてから、会社の企業価値を中長期的に高めるのであれば、今は新規事業にコミットするよりも、

企業としての基礎体力を高めることに注力すべきだと考えるようになり、経営陣に対して、経営企画機能の強化を提言し、

ベーシック初の経営企画室の立ち上げに至りました。

 

経営企画室としてまず行ったのは、差分を見過ごさない文化を作ることでした。大企業でもベンチャーでも、

目の前のことに専念しているうちに、目標との差分を見失ったり、ともすれば目標そのものを忘れて行動したりすることが往々にしてあります。

入社当時のベーシックにも、そのような差分に対する意識改善の必要性を強く感じました。

経営数値のみならず、KPIや活動計画の目標とのギャップを常に明確にし、その目標を確実に達成していく風土と環境を作ること、

つまりは「見える化」と「仕組化」を同時に行う、それがまずは最初に取り組むべき経営企画のミッションでした。

「何ができるか?」の答えは
誰よりも早く確実に
バリューを出し続けること

ベーシックでは社員に対して、「プロフェッショナル・オリエンテッド」という考え方を重要視しています。

私自身はプロフェッショナルとして、何よりも「信頼」を大切にしています。

誰よりも早く、誰よりも確実に行動することの積み重ねが、仕事上での信頼に繋がると思っています。

 

これはアメリカに初めて海外赴任した際に特に実感したことですが、外から来た日本人の赴任者が、現地において信頼を得るには、

「人として信頼できるか」「組織において何の貢献ができるのか」の2つに尽きます。前者だけできてもただのいい人で終わってしまうので、

とにかく限りがある赴任期間でいかに後者でバリューを出していくか毎日必死でした。

 

ベーシックにおいては、経営企画自体が会社として初めての部署です。

経営企画室とは何をするのかを口で説明するよりも 、経営改善や業務改善などの施策や結果を通じて、私たちの仕事を実感してもらうしかありません。

とにかく会社に対してバリューを出していくしか信頼を勝ち得る方法はないと思っています。

会社や世の中が変わっていくことを実感できるのがモチベーション

信頼を得る為にそのように自分が動いた結果、周りに大きな変化が起こること自体が、

私が仕事において努力をし続けるモチベーションにもなっています。

大企業で働いてた頃は、扱う数字自体は大きい一方、自分の仕事が会社や世の中に影響を与えているということは非常に実感しづらいものでした。自分が動けば動くほどベーシックが良くなっていく、ベーシックが成長すればするほど世の中がよくなっていくことを実感できることに、

常に喜びを感じています。

 

ベーシックでは、現在Webマーケティングを中心に、ITの力で世の中の問題解決を行う事業を複数扱っています。

今は経営企画というコーポレートの立場で会社の経営に関わっていますが、今後は私自身でも事業創造を行うなど、

ベーシックひいては世の中をよりよくしていく為に、引き続き問題解決に向けて邁進していきます。