BtoB企業におけるTwitterの活用方法とおすすめのアカウントをまとめました!

クラウドサーカス編集部
公開日:2019/06/28 更新日:2022/09/09
BtoB企業におけるTwitterの活用方法とおすすめのアカウントをまとめました!

デジタル施策はBtoCの方が先に浸透しやすく、遅れてBtoBに派生するケースが非常に多いです。SNSも同様に、当初はBtoC企業の活用が主流ではありましたが、BtoB企業でも徐々に活用が増えています。

その中でも、近年Twitterの活用に注力する企業が増えてきています。そこで本日はBtoB企業のTwitter活用の方法と、おすすめアカウントを厳選して紹介していきたいと思います。

なぜTwitterがおすすめなのか

TwitterがSNSの中でも優れている点として、まずはユーザー数があげられます。ユーザー数は約4500万人となっており、フェイスブックやインスタグラムを大きく超えています。その上、リツイートによる拡散も可能なので、フォロワーが少なくても多くのユーザーにリーチが可能です。

また、フェイスブックは友達申請等、かなり内輪感が出てしまうところが、Twitterであれば気軽にフォローが可能になるため、コミュニケーションが生まれやすいという特徴があります。

これらの利点を活かして、実名顔出しでビジネス活用するユーザーもどんどん増えています。そして、個人が有名になることでその企業の認知拡大にもつながる事例も増えており、活用の幅も広がっています。

BtoB企業のTwitter活用

つづいて、BtoB企業の主なTwitter活用方法について、おすすめのアカウントを紹介しながら考えていきたいと思います。

1.公式アカウントを運用する

おそらく企業のTwitter運用と聞いてもっともイメージしやすいのが、公式アカウントの運用ではないでしょうか。大手メーカーや店舗ビジネスなどでは、情報発信や消費者とのコミュニケーションツールとしてTwitterを活用しています。

参考:シャープ株式会社のTwitterアカウント


企業の公式アカウントは単なる情報発信だけではなく、消費者に寄り添う運用が重要になります。運用者(中の人)は日頃から顧客に耳を傾け、時に親身なコミュニケーションをとる必要があります。

2.個人がSNSアカウントを運用する

BtoB企業においては公式アカウントからのバズや拡散が起こりにくい傾向があります。そんな時におすすめなのが、社員や社長がSNSを運用することです。最近もっとも流行りの活用方法が、個人アカウントを利用してビジネスに波及させていく方法です。

一人のインフルエンサーを持つ場合もあれば、全社的にTwitterに取り組みみんなで盛り上げて行く戦略もあります。例えば下記企業などは、全社的にTwitter活用に取り組んでいます。

①ホットリンク社

ホットリンク社はSNSマーケティングが事業内容なだけあり、アイコンの統一まで徹底して行なっています。セミナー集客にもTwitterを活用しており、まさに全社的にTwitterを活用している事例です。

また、現CMOである飯髙 悠太 yuta iitakaさんがジョインされた際にも、様々なメディアで話題となったようです。


②ベルフェイス社


アイコンの統一などは行なっていませんが、広報が広報資料を後悔したり、各々の社員が得意な分野をつぶやくことで、Twitterを活用している事例です。

 
BtoBのサービスは口コミやUGCが起きにくいのですが、社員一人一人の発信を通して認知度の向上やブランディングを行なっています。単なるTwitter発信以外にも、カスタマーサクセスのイベントレポートのnoteがシェアされたりなど、様々なアウトプットを社員が発信して、アテンションを増やしています。

ベーシック社

アイコンの背景色を青色に統一することで、企業としての一体感を出している事例です。社員一人一人も得意分野と個性を活かして発信を行なっています。

第一印象でどこの企業の社員かがわかるので、「最近あの企業よく見るな」「ああ、○○さんがいるあの会社か!」等々、個人と企業の相乗効果をうまく効かせている事例です。ちなみに、もともと一人の若手社員からの発案で、このような取り組みをしているとのことです。



Twitterで画像を見る



このように、企業によって活用の仕方は様々ですが、共通して言えることとしては、社員1人1人が好きでTwitterをやっていることです。逆に言えば、Twitterは強制力が生まれてはなかなか続かず、いいアプトプットも生まれないので、みんなで楽しく運用していくための雰囲気作りが求められます。

また、ここからはBtoBの業界において、個として強い影響力を持っている個人アカウントの事例をいくつかご紹介します。

sogitani / baigie inc. さん

WEB制作会社である株式会社ベイジ代表の枌谷さんのTwitterアカウントです。鋭い切り口から「WEB制作」のジャンルに限らず、「BtoBマーケティング」「デザイン」「組織論」「キャリア論」といったことを中心にツイートしています。(時々「音楽」や「動物」についてもツイートされており、人としての共感性や親近感も大事にされている印象です)

ツイート1つ1つの影響力も大きく、代表自らTwitterをフル活用している好例です。

また、noteにTwitter活用の知見をまとめており、有料ではありますが非常に有益な記事となっています。




栗原 康太 | BtoBマーケティング支援 さん

BtoBマーケティング支援を行なっている株式会社才流の代表の栗原さんのアカウントです。戦略立案から実行支援まで行なっていおり、ツイート内容もとても質が高いものばかりなので、多くの人にシェアされています。


jigen_1 さん



匿名で運用を行っているjigen_1 さんも、ビジネスのTwitter界隈ではとても有名です。正体が不明のため筆者もよく知らないのですが、噂ではバッテリー容量の94%をTwitterに使っている時期もあったとのこと。

また、少し話はそれますがjigen_1 さんは連載記事もとても参考になりますので、コンテンツマーケティングについて詳しく知りたい人には非常におすすめです。

消費行動とユーザー行動を見極めて、昨今のコンテンツマーケティングをどうしていくべきかを考える|Jigen_1さん第4弾



以上、まだまだ活用事例はありますが、筆者の独断と偏見でピックアップさせていただきました。ぜひ今後のTwitter活用の参考にしていただければと思います。

口コミ(UGC)が生まれやすいコンテンツを作る

Twitterの活用方法として最後にご紹介したいのが、で自然と口コミが生まれるコンテンツを作り出す方法です。また、コンテンツというと自社メディアや記事の作成をイメージしがちですが、他社メディアに取り上げてもらったり、日々の発信内容や自社サービスもコンテンツになることがあります。

例えば、先ほどご紹介した飯髙 悠太 yuta iitakaさんはメディアに取材されるたびに、多くの口コミ(UGC)を生んでいます。

※UGCとは
 インターネット上でユーザーが生成し投稿されたコンテンツを表す「User Generated Contents(以下、UGC)」という概念は、日本では2007から2008年頃に登場しました。UGCとは、ユーザーの手によって制作・生成されたコンテンツの総称で、FacebookやInstagram、Twitter、ブログ、写真共有サイトなどのソーシャル・ネットワーキング・サービス(以下、SNS)に投稿されたコンテンツのほか、クチコミサイトに投稿された感想や、通販サイトの商品レビューなども含まれます。
(https://markezine.jp/article/detail/25613 より引用)


このように、自身の発信だけではなく、第三者から自然とシェアが発生しているような状態が、もっとも拡散効果も高く認知拡大(アテンション)にもつながっていきます。

また、その際のフレームワークとしては”ULSSAS(ウルサス)”というものが非常に参考になります。今回の記事では割愛しますが、下記記事に詳しく解説がありますので、よろしければ合わせてお読みください。ホットリンク社の社員の方が書かれた記事で非常にわかりやすくまとまっています。

SNS時代のマーケティングフレームワーク、「ULSSAS(ウルサス)」とは

まとめ

いかがでしたでしょうか。冒頭でもお話しした通り、Twitterの活用に注力する企業、そして個人が年々が増えてきています。また活用の仕方においても、公式アカウントの運用だけではなく、個人と企業の相乗効果を効かせた活用が、特に増えている印象です。

その際の発信内容としては、個々の得意分野や日々の学びなど様々です。また、ビジネスの中で使用する資料や日頃からアウトプットしているノウハウ、その日の学びを流用すれば、発信そのものは負担にもならず、良質なツイートを生み出すことができます。

この機会に、Twitterの運用を企業でも個人でもはじめてみてはいかがでしょうか。そして、その際は本記事で紹介したアカウントなども是非参考にしてください。

 

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